メニュー

腰の痛み

腰痛症

腰痛は成人で最も頻度が高い愁訴であり、生涯での罹患率は90%と頻度が高く、2010年の国民生活基礎調査では男性で第1位、女性で第2位の有訴率です。

 

特異的腰痛と非特異的腰痛

腰痛は原因によって特異的腰痛と非特異的腰痛に大別されます。

特異的腰痛とは原因が明らかな腰痛で、代表的な原因としては腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、椎体圧迫骨折などがあります。

一方、非特異的腰痛とは原因が明らかでない腰痛をいい、椎間板や椎間関節の加齢変化、体幹筋力の低下、関節の拘縮などの要素が複雑に絡み合うことにより生じると考えられます。

これまで非特異性腰痛が腰痛全体の約85%を占めるとされてきましたが、丁寧な問診や診察を行えば、筋筋膜性、椎間関節性、腰椎椎間板性、仙腸関節性などに分類でき原因を特定できない腰痛を22%にまで減らせるとの報告もあります。

 

大事なのは丁寧な問診と診察

レントゲンで脊椎の変形や椎間板腔の狭小化、MRIで椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄があっても、腰痛を訴えない人もいます。

あくまで画像検査は診断の材料であって、検査画像に異常がある=疾患ではありません。大事なのは問診や診察の所見で、画像所見はそれらと一致して初めて意味をなします。腰痛や臀部痛、下肢の痺れの症状があった場合に、MRIで椎間板ヘルニアがあったとしても必ずしも椎間板ヘルニアが症状の原因でなく、仙腸関節や梨状筋の障害が原因である場合も多くあります。

当院では丁寧な問診と診察を行い、画像検査ではレントゲン以外に超音波画像診断装置を用いてより詳細な原因検索を行い治療します。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME